「子どもに自然体験をさせたい」「家族で外でご飯を食べてみたい」
そんな気持ちはあるけれど、テントを買ったり設営したりするのはハードルが高い……。
そんなご家庭に今じわじわ人気なのが キャビン・バンガロー泊です。
屋根と壁がある安心感。
荷物も少なめでOK。
初めてでも失敗しづらく、子どもたちにとっても快適。
そして、初めてのファミリーキャンプでよくある疑問がこちら。
「キャビン泊にもキャンプ用の道具って必要なの?」
「何を持って行けばいいの?」
結論はとてもシンプルです。
結論:家で使っている道具をそのまま持って行こう!
理由はただひとつ。
まずは負担を極力減らして、キャンプの楽しさそのものを味わってほしいから。
本格的な道具を一式揃えようとすると、金額も手間も一気に増えてしまいます。
「準備が大変」→「めんどくさい」→「結局行かない」
というルートに入ってしまう人も多いもの。
でも本当は、キャンプの入口はもっと軽くていいんです。
初めてだからこそ、
家の道具で気軽に“キャンプ気分”を楽しむ
というスタイルが、実は一番長続きしやすいんですよね。
キャビン・バンガロー泊:必要な持ち物と考え方
では、実際に何が必要になるのか。
項目ごとに詳しく紹介していきます。
■ テント・タープ → 一切不要!
これはキャビン泊の大きな魅力。
宿泊スペースがすでに用意されているので、テントもタープも持っていく必要がありません。
通常のキャンプでは、
- テントの設営
- タープの設営
- ペグ打ち、ロープ調整
これらだけで1〜2時間かかることも。
その時間を、キャビン泊ならまるごと 家族で遊ぶ時間 に使えるんです。
特に、子どもを見ながらテントを張るのは正直かなり大変。
初挑戦ではキャビン泊を選ぶことで、余裕を持って楽しめます。
■ 寝具 → 自宅の布団を圧縮して持っていくだけで快適!
寝袋ってちょっと非日常で便利ですが、
慣れていない子どもには“いつもと違う寝心地”が不安に感じることもあります。
その点、自宅の布団は安心感抜群。
しかも車移動なら、布団は圧縮袋に入れればコンパクトに持ち運べます。
家の寝具で寝る → キャンプの夜もぐっすり寝られる
これは翌日の体力にも関わる超重要ポイントです。
キャンプ経験が増えてきたら、
「子どもも寝袋に慣れてきたし、そろそろ買おうか」
というステップで十分なんです。
■ 調理器具と食器 → 料理はいつものスタイルでOK!
実は、キャビン泊の多くは屋外にBBQスペースがあったり、炊事場が施設内にあることが多いです。
だからこそ、調理は 家庭用のカセットコンロ+使い慣れた鍋 が最強。
例えば…
- 普段使っているフライパンで炒め物
- 家庭の鍋で簡単鍋料理
- カセットコンロでラーメンやカレー
これだけで十分「キャンプごはん」になります。
「せっかくだし焚き火料理をしたい!」
と思うのは2回目、3回目からでOK。
最初から無理に本格的にしなくて問題ありません。
■ 椅子・テーブル → なくても全然楽しめる
もちろんキャンプ用の椅子やテーブルがあれば便利ですが、
レジャーシートさえあれば食事も遊びもできます。
キャビンのウッドデッキがテーブル代わりになることもありますし、
紙皿・紙コップで気軽に楽しむスタイルもファミリーにはピッタリ。
「道具が足りない=楽しめない」
ではなく、
「今あるものを工夫する=キャンプならではのおもしろさ」
なんです。
注意点:ここだけはしっかり準備しよう
荷物を減らせるキャビン泊ですが、
快適に過ごすために外せないポイントがあります。
●照明だけは購入しよう
照明器具だけ!
これだけは購入することをお勧めします。
キャビンやバンガロー泊なら室内には照明があることが多いですが、夜の屋外は思ったよりも暗くて心もとないです。歯磨きをしたい、トイレに行きたい、などの理由で夜に外を出歩くシーンもあります。
照明なら災害時にも使えます。これだけは購入しましょう。
● 暑さ・寒さは侮れない
キャビンやバンガローは、ホテルのように気密性が高くありません。
外気温の影響を受けやすいため、季節によって対策が必要です。
<夏>
- 扇風機
- ポータブル電源があればハンディファン
- 冷却タオル
- 直射日光を避ける工夫
<冬>
- 厚めの毛布
- カイロ
- 湯たんぽ
- 暖かいパジャマ
特に子どもは体温調節が苦手なので、対策をしっかりしておくと安心です。
● 着替えは余分に持って行くのが鉄則
自然の中では、
- 水遊び
- 土や砂の汚れ
- 汗
- 食べこぼし
- 焚き火のニオイ
思った以上に服が汚れます。
最低でも1日2セット。
特に小さなお子さんがいる場合は、予備の服があると安心です。
まとめ:最小限の荷物こそ、ファミリーキャンプを楽しむ近道
キャビン・バンガロー泊は、キャンプ経験が少ないファミリーにとって
「ちょうどいい難易度」のアウトドア。
そして何度でも繰り返しになりますが…
家にある“いつもの道具”で十分楽しめます。
特別な道具がなくても、
自然の中で食事をしたり、虫の音を聞きながら眠ったり、
星空を眺めたりするだけで、それは立派なキャンプです。
最初のハードルをぐっと下げて、
まずは家族みんなで「自然の中で一晩過ごす」
というシンプルな体験を楽しんでみてください。
きっとその先には、
「次はテント泊してみようかな?」
という新しいワクワクが見えてきますよ。
