こんにちは!
「今年こそキャンプデビューしたい!」と思っているファミリー向けに、これまでいくつかキャンプのポイントを書いてきましたが、今回は “デビューに一番向いている季節” についてお話しします。
SNSを見ていると一年中キャンプを楽しんでいる方も多いですが、初めてのキャンプとなると話は別です。
特に、小さな子どもを連れてのファミリーキャンプは大人だけのキャンプとは勝手が違います。気候による快適さはもちろん、子どもの体調管理や危険回避など、気をつけたいポイントが増えるからです。
結論から言うと、子連れファミリーが一番快適にキャンプデビューできる季節は「秋」。
キャンプを楽しむための条件が最も整いやすく、初心者にやさしい時期なんです。
ここからは、なぜ秋がおすすめなのか? そして、なぜ春・夏・冬はハードルが高いのか?
その理由を丁寧に解説していきます。
◆ なぜ秋がファミリーキャンプに最適なのか?
● 気温がちょうど良い
秋といえば、昼間は20℃前後で過ごしやすく、夜は涼しい程度。
子どもは大人より体温調節が苦手ですが、秋なら暑すぎず寒すぎず、快適に過ごせる時間が長いです。テント設営中に汗だくになって親がイライラ…なんてことも少なくなります。
● 虫が少ない
キャンプ初心者にとって虫問題は大きな壁。
夏は蚊やブヨが多く、虫除けの対策だけでも大仕事。子どもが刺されると機嫌が悪くなるし、親のストレスにもなります。
一方で秋は虫の数がぐっと減るので、虫嫌いの子でも外遊びしやすくなります。
● 空気が澄んでいて景色が美しい
秋のキャンプ場は紅葉が美しく、ただそこにいるだけでリフレッシュ。
子どもも落ち葉拾いをしたり、どんぐり探しをしたり、自然遊びがとても豊かに。
◆ 春のキャンプがつらい理由
一見、暖かくなる春はキャンプデビューに良さそうですが…実は落とし穴があります。
● とにかく風が強い日が多い
春は季節的に強風の時期。
テント設営中に風で布がバサバサしてうまく張れなかったり、ペグが抜けたり、最悪の場合テントが倒れたりすることも。
初心者にはかなりのストレスです。
● 花粉症勢にはつらすぎる
スギ・ヒノキ花粉のピークがまさに春。
家族の誰かが花粉症なら、屋外で長時間過ごす春キャンプは正直おすすめできません。
鼻がむずむず、目がかゆい…せっかくの楽しいアウトドアが台無しになりかねません。
◆ 夏のキャンプが大変な理由
「キャンプ=夏」というイメージを持つ人は多いですが、実は初心者にはかなりハードな季節です。
● 暑すぎて危険
真夏のテント内は本当にサウナ状態。
日中の暑さで子どもがぐったりしてしまったり、熱中症リスクが高くなります。
クーラーのない屋外で長時間過ごす夏キャンプは、快適さより危険性の方が上回ります。
● ゲリラ豪雨が多い
夏は夕方に突然の豪雨が降ることも。
大雨のなかテントにこもるのは初心者には不安が大きいですし、撤収作業も大変。濡れたテントを持ち帰るのは本当にストレスです。
◆ 冬のキャンプが難しい理由
ベテランキャンパーの中には冬キャンプが好きな人も多いのですが、初心者&子連れにはおすすめしにくい季節です。
● 寒すぎて危険度が高い
冬の夜は氷点下になることもあり、寝袋の選び方や暖房器具の扱いが難しく、正しく使わないと低体温症のリスクも。
さらに、ストーブやガスの使用は事故の危険もあり、初心者にはハードルが高い装備が必要です。
◆ まとめ:ファミリーキャンプのデビューは「秋」一択!
春 → 強風&花粉
夏 → 暑すぎ&ゲリラ豪雨
冬 → 寒すぎる
これらの理由を踏まえると、気候が安定しやすく、虫も少なく、快適に過ごせる秋はまさに ファミリーキャンプデビューのベストシーズン。
子どもが自然の中でのびのび過ごせて、親も余裕を持ってキャンプを楽しめる。
そんな最高のキャンプデビューを目指すなら、ぜひ秋の計画を立ててみてください!
